Bチームの一日〜とうちゃん記〜

太郎が初めて電車に興味を示したのが本に載っていた九州の特急であった。その本でしか見たことの無い特急を是非見せたくて博多駅に向かった。博多駅の構内に貼ってある特急のポスターにただならぬ気配を察したのかすでに興奮している模様。見せるだけでなく実際に乗せたくて門司港にある九州鉄道記念館へ特急で行くことにしたのだ。ホームに上がるといるわいるわ、ソニック・かもめ・ゆふいんの森リレーつばめ・・・惜しげもなくどんどん入線してくる。この光景にしばし太郎絶句、無理も無い、本でしか見たことの無い特急たちが急に目のまえに現れたのだ。でも息子よ、これは始まりなのだ。1時間ほど堪能していざ特急“有明”へ、中はとても広く快適であった。おやつを食べながらの時間はあっという間であった。
門司港はお洒落な港町で記念館はその駅に併設するようにあった。まず実物の蒸気機関車やボンネット型の特急がお出迎え。そして何よりここには実際の特急達のミニ版(2人乗り)があり実際に運転できるのだ。運転といってもレバーでスピードを調整する位だが足で警笛も鳴らせ本格的だ。息子は勿論“白いかもめ”を選択、最初は訳が分かってなかったものの、そのうち慣れてきたのか最後はすれ違う別の特急に手を振る余裕すら出てきた。太郎の運転する特急に乗ることができ感無量でした。
この門司港ではなんとも素敵な企画がある、それは“クローバー切符”なるものである。これは門司港からディーゼル車に乗って関門海峡まで行き、歩いて本州側に渡ったあとバスで船乗り場に移動し高速船で帰ってくるという周遊券である。早速ディーゼル車に乗り込んだ太郎は、外を眺めて、、、眠そう!!それはそうである今日はまだ昼寝をしていないのだ。結局そこから抱っこで起きたのは関門トンネルの中盤である。写真は関門トンネルの県境にて。
船着場に着き目に入ったソフトクリームの看板、もの欲し気な太郎の視線。。見事イチゴソフトクリームゲット!
腹も満たされたところで帰路へ、帰りは“ソニック”で博多へ。喜んだのも束の間、気づけば二人ともぐっすり眠ってしまい気づけば博多駅手前であった。眠っている太郎を抱っこして宿へ向かう。体はヘトヘトであるが“何か一つでも覚えておいてくれたらいいな”と願う父です。